副業を始めたいのに、候補が多くて何から手を付ければよいか分からない。そんなときは、仕事名を一つに決める前に「目的・使える時間・支出の上限」を整理し、2つの候補を小さく試すところから始めます。

副業は何から始める?最初に決める3つの条件

最初に「一番稼げそうな副業」を探すと、必要な時間や準備が自分の生活に合わないまま迷いやすくなります。まずは次の3つだけをメモしてください。

表は横にスクロールできます →

候補を探す前に決めること
決めること考え方記入例
目的収入を小さく試す、経験を増やす、将来使える技能を育てるなど、今の優先順位を一つ選ぶまず取引の流れを経験したい
使える時間作業だけでなく、応募・連絡・修正・移動にも使える時間を考える平日2回と休日で週5時間
支出の上限仕事が決まる前に使ってよい金額と、毎月続く費用を分ける最初は手持ちの道具だけで試す

収入の目標とあわせて、「どんな経験を積みたいか」「何を得意にしていきたいか」「暮らしの中で続けられそうか」も考えてみましょう。小さく始めた副業を、本業と並行するもう一つの仕事として育てたり、将来の本業を目指したりする選択肢もあります。タスミチが大切にする複業(パラレルキャリア)の考え方を、候補を選ぶときの参考にしてください。

目標月収は、この段階では希望として置きます。必要な件数や時間は単価・経費・習熟度で変わるため、候補を選んだ後に自分の条件で逆算します。

候補探しの前に、勤務先と生活の制約を確認する

会社員は、就業規則、届出や許可の手続き、本業との競合、秘密情報の扱いを確認します。厚生労働省は、副業・兼業に関する労働時間や健康管理などの資料を公開しています。一般的な記事だけで自分の勤務先の手続きを決めず、最新の規則と案内を確認してください。[1]

睡眠や家族との時間を削らない範囲も先に決めます。手続き、初期費用、契約、お金の記録を詳しく確認したい場合は、副業を始める前の確認事項へ進んでください。

候補がない人は診断、条件がある人は検索から始める

次の3つはどれもタスミチ内のページです。会員登録やメールアドレスの入力はなく、費用もかかりません。

何が向いているか分からない

まず候補を出します。次に、候補が出た理由と、自分に合わない条件を確認してください。

3問の副業診断を開く→3つの質問に答えるだけ・登録不要

時間・在宅・費用などの希望がある

条件で候補を絞ります。作業時間だけでなく、連絡が必要な時間と継続費用も確認してください。

条件で副業を絞り込む→28件から条件で絞る・登録不要

気になる仕事がすでにある

その仕事の詳細を読みます。最初の報酬までの流れ、必要な準備、向かない条件を確認してください。

副業一覧から詳細を見る→28件の仕事内容と費用・登録不要

ここでは一つに決め切らず、違いが分かる2つを残します。候補を増やし続けるより、同じ項目で比べた方が、迷っている理由を言葉にしやすくなります。

候補を2つ、同じ項目で比較する

仕事内容の名前だけでなく、報酬につながる条件、作業以外の時間、最初と継続時の費用、時間の自由度を並べます。たとえば、Webライティングとデータ入力はどちらもPCでできますが、文章を組み立てる作業と、指定ルールに沿って正確に入力・照合する作業では、試す内容が異なります。

比較するときの5項目
比較軸確認する質問
報酬までの流れ勤務、納品、販売、広告成果など、何が完了すると報酬につながるか
全作業時間制作に加え、調査・連絡・修正・移動・発送に何時間必要か
費用機材などの初期費用と、ソフト・材料・手数料などの継続費用は何か
時間の自由度自分で予定を組めるか、決まった勤務・予約・日中連絡があるか
試せる作業応募や購入の前に、30〜60分で何を再現できるか

Webライティングとデータ入力を横並びで比較する →

応募前に、30〜60分の小さな作業を試す

受託の仕事なら、架空の依頼を想定したサンプルを作ります。入力なら表を作って照合する、ライティングなら公式情報を一つ調べて短く説明する、動画編集なら手持ちの短い映像を書き出す、といった範囲です。販売なら手持ちの一品について、撮影、説明、送料の確認までを試せます。

終わったら、作業時間、迷った箇所、追加で必要だった道具、もう一度続けたいかを記録します。サンプルを作れなかったことも判断材料です。高額な講座や機材を先に買って、後から仕事が合うか確かめる順番にはしません。

応募・登録前に、条件と安全性を確認する

業務委託では、仕事内容、納期、報酬、支払期日、修正範囲などを記録に残る形で確認します。フリーランスへ業務委託する発注事業者には、取引条件を書面やメール等で明示する義務があります。対象となる取引や明示事項は、公正取引委員会のフリーランス法特設サイトで確認できます。[2]

「簡単な作業だけで高額報酬」などと誘い、先に振込や追加費用を求める副業トラブルも案内されています。仕事を始めるための送金や借り入れを急がされたら進まず、国民生活センターの注意喚起[3]や怪しい副業を避ける確認点を確認してください。

最初の1週間は「決定」ではなく「比較」に使う

2候補を試して、判断材料を残すタスミチが作成した架空の1週間の計画・記録例。収益が出るまでの期間や、誰にでも合う仕事を示すものではありません。
前半|条件を決めて候補を探す目的は取引の流れを知ること。週5時間、手持ちのPCで試す。

勤務先の手続きと、休息を残した予定を確認する。診断または条件検索から、Webライティングとデータ入力を比較候補に残す。

後半は、同じ5項目で比べたうえで、各45分の練習を一つずつ試します。

候補A|Webライティング

公式情報を短く説明する

試したこと:公式情報を一つ調べ、200字程度の説明文を作った。

時間の記録:調査30分、執筆15分。

次に確認すること:根拠の確認に時間がかかった。募集では、調べる範囲と修正条件を読む。

候補B|データ入力

10行を入力して照合する

試したこと:架空の資料10行を表に入力し、元の資料と照合した。

時間の記録:入力25分、照合20分。

次に確認すること:不明な項目は確認メモに残した。募集では、不明点の扱いと入力ルールを読む。

最後に見るのは、完成できたか・迷った所・必要な道具・もう一度続けたいか。続けられそうな候補だけ、募集・契約・費用の条件を確認します。選べなければ、「時間」「費用」「作業内容」のどこで迷ったかを見直しましょう。

3問の診断から、比較する2候補を見つける →

参考にした公式情報

本文の参照番号に対応しています。各リンクから公式の案内を確認できます。

出典の一覧を開く(3件)出典の一覧を閉じる
  1. 厚生労働省「副業・兼業」 ↗本文へ戻る ↑
  2. 公正取引委員会「フリーランス法特設サイト」 ↗本文へ戻る ↑
  3. 国民生活センター「見守り新鮮情報 第217号 簡単なタスクで稼げるとうたう副業トラブルに注意!」(PDF) ↗本文へ戻る ↑

情報確認日:2026.10.10。仕事内容や選び方はタスミチが編集したガイドです。料金・制度・利用条件は、本文の公式情報もあわせて確認してください。